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STEP2 資源(インプット)を整理する

Sustaina CloudではIIRC(国際統合報告評議会)に準拠して「価値創造プロセス」における6つの資本を整理できます。資本を特定することは、組織の価値創造プロセスをより深く理解し、その価値創造の持続性やリスクを評価するための鍵となる要素です。

組織の内部と外部のステークホルダーが、企業の真の価値や影響を正確に理解できるようになり、また持続可能な成長やリスクの管理に関する洞察を得たり、起業活動の透明性を向上させることができます。

資本は独立して存在するものではなく、互いに相互作用を持っています。例えば、人的資本の強化が知的資本や社会・関係資本の向上に寄与することもあります。これらの関係性を理解することで、組織の戦略的な意思決定や資源の配分をより適切に行うことができます。

IIRCが定義する6つの資本は以下の通りです。

財務資本:
通常の会計・金融資本のこと。企業が事業活動のために利用する資金や他の金融リソースを指します。
製造資本:
物理的なオブジェクト(例: 建物、機械、ツール)や、それを製造・使用するためのインフラストラクチャを指します。
人的資本:
個々の従業員のスキル、経験、能力、動機付けなど、組織の人材に関連する要素を指します。
知的資本:
知識資産や無形資産(例: ブランド、特許、著作権、システム、手続き)を指します。
社会・関係資本:
組織が持つ、外部のステークホルダーとの関係やネットワーク。企業の評判、ブランドの信頼性、ビジネスパートナーシップなどがこれに含まれます。
自然資本:
自然環境の資源やサービス(例: 水、地域の生態系、大気、鉱物、森林など)を指します。

Updated on 2023年10月17日

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